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「失礼します。」
ブリーフィングルームに入るとそこにはモニターを見つめている基地司令官と腕を組み壁に寄りかかっているドミトリーがいた。
「よし、来たかそれで司令官ご用件はなんですか?」
ドミトリーがポケットからタバコを取り出しながら言った。
「ここは禁煙だドミトリー吸うなら終わってから外で吸え。」
基地司令官が言うとドミトリーはタバコをケースに入れポケットにしまった。
「まあ用と言ってもただの派遣だ。」
「派遣?ですか…」
俺は司令官に聞き返した。
「そうだ。君達の部隊にはゴルドグラードの基地に向かってもらう。」
「ふん、俺達が行くならただの演習相手じゃなさそうだ…」
タバコが吸えずにイライラしているドミトリーが言った。
「流石だなドミトリー、そうだ君達が派遣される理由は…
おっとっとこれから先はゴルドグラードの基地司令官から聞かされるだろう。
出発は今夜1900時だ。それまでに他の部隊員達にも知らせといてくれそれじゃあ。」
そう言うと基地司令官は早々に部屋を出ていった。
「なんかあの基地司令の態度はおかしいよな?ドミトリー」
「ゴルドグラードの基地司令に聞けっておかしいよな。演習じゃないってことは…」
ブリーフィングルームを出てそう話しながら俺達はそれぞれの部屋に向かった。
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