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舞台である”エリュシオン”の科学技術の程度を「電話」で説明します。
エリュシオンで500km離れた場所に居る相手に電話をかけること→技術的には可能だけれど、エネルギーが無いから通話は不可能、となっています。
電話機あります。ケーブルもあります。取扱説明書も。但し、それらは全て砂の中に。取説で使い方は分かったとしても、風化したり破壊されたりで断線したケーブルを500km歩いて直し続けること、また使用する為の電気を発電すること、発電所を探して修理して動かして…と云った人的エネルギーがまず無い。
エリュシオンは、大陸の広さに対して、人口がとても少ないのです。
存在するのは、世界が気紛れに色んな次元や世界や時代から召喚した人々だけだからです。
この世界がいつ「神に捨てられた」のか、捨てられる以前のエリュシオンはどんな所だったのかを知っている者は誰も居ません。
存在するキャラクターは皆、異世界から召喚された者か、もしくは召喚された者同士の子孫となります。
砂に埋れた先時代の技術や食料品などを発掘するハンターや、失われた技術を使えるようにする研究者は居ます。
なので、剣や魔法で戦う世界でありながら、缶ジュースや拳銃が普通に出て来ます。
「有線?ナンセンスだな、衛星電話が当たり前だろう」と言うキャラも居れば、「デンワ?何それスゲー!!」なキャラも混在する世界なのです。
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