6人が本棚に入れています
本棚に追加
小さい頃からふわふわきらきら可愛いものが大好きだった。
いつもみりあとお揃いのヒラヒラしたワンピースやスカートを着ていた。
だけどある日、みりあが言ったんだ。
「フリフリとかよくそんなダサいの着れるよね。似合ってもないのに、お姫様にでもなったつもり?」
今になって考えるとみりあだって同じものを着ていたんだ。
だけど、そのときのあたしはそこまで頭が回らずにただただみりあの言葉にショックをうけたんだ。
そして、悟った。
あたしには可愛いものは似合わないんだと。
それからあたしは正反対のボーイッシュな服を着るようになり、ぬいぐるみも可愛い小物も全部押入れにしまったんだった
「ま、今更戻れないけどね」
.
最初のコメントを投稿しよう!