486人が本棚に入れています
本棚に追加
去年のクリスマス、彼氏の居ないわたしは、彼氏の居ない友達ととあるカフェを訪れた。
木の温もりを感じる店内。
ジャズの音楽が気分をリラックスさせる。
小ぢんまりとしたこのカフェは、どこか秘密基地みたいに隠れ家的で癒しを提供してくれる。
それ以上に、運ばれてきたドリンクに癒された。
白いコーヒーカップの中には艶めく赤褐色の液体が佇んでいて、その上にきめ細かいミルクの泡がツリーを描いていた。
一目でそのカフェラテに心を奪われた。
初めて見たラテアート。
それを差し出してくれた人に、わたしは更に心奪われた。
最初のコメントを投稿しよう!