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小出町五丁目にある廃倉庫での決闘だった。
「めんどくさいなぁ…どうせ勝てるしなぁ…」
俺は気乗りしなかったが、倉庫に足を踏み入れた。
「やっときたか!ここでお前らの組を潰して、我々がこの地区を閉めるのだぁー!」
いかにも頭が悪そうなやつだ。俺はほんとにめんどかったから、こう挑発した。
「なぁ…出来ればお前ら降参してくんない?どうせお前ら勝てないじゃん?だったら痛い目したくないだろ?」
「な、なにぉ〓?!もう許さんぞ!大体なんだ!10人足らずで我々に勝つなんて抜かしおって!もういい!お前らやったれ!」
「ハイ!」
ざっと50人が一斉に迫ってきた。
「めんどくさいなぁ…ま、いーや。お前らいくぞぉ…」
「ハイ!」
10分後……
「はぁはぁ。そんな…向こうは10人で、こっちは50人もいるのに…」
相手はすっかり青ざめている。
「お前も楽になりな♪」
「ひ、ひぃぃ…!」
俺が背後から殴ると、そんな情けない声をあげてそいつも倒れた。
「あーぁ。つまんなかった。」
俺は、大きくあくびをした。
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