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「タイコさん、22歳らしいよ?だから、今の凜くらいでイクラちゃん産んでんだよ!凜も今から頑張れば21でイクラちゃん産めるよ!!」 「嫌だよ。イクラちゃんなんていらない」 朝からイタすぎる…。 「あ、タラちゃんのがいい?凜はタラちゃん、好きだもんね!サザエさんは24だから、やっぱ凜くらいでタラちゃん、産んでんだよ!俺はカツオのがいいんだけどね。あいつ、勉強は出来ないけど、頭の回転早ぇーし、何気に家族のムードメーカーだよね!…あんなのは一家に1台、いや1人は必要だよねー」 「絵里加…もう、先に行こう?」 「いや、でも…やたら詳しいね?」 「…夏に公式本、買ってたからね」 「遠野さん!ノリスケさんは何歳ですか?」 「あ!あいつはね、24~26歳くらいらしいよ?」 「何でそんな曖昧なんですか?」 「絵里加!!」 「さぁ?本にはそう書いてたんだよね」 「じゃあ…アナゴさんは?」 「いやぁ、それがさ、年齢割愛されてたんだわ…」 もうあたしだけ先に行こう。 1人で足早に歩き出した。 何故か盛り上がる2人を尻目に歩きながら、あたしはメールを送った。 相手は孝太君。 多分…今頃、犬の事でハラハラしてるんじゃないかと思うんだよね。 【おはよう☀😃✋もう大丈夫だから、また皆で飲もう😁🍺】 【よかった😭✨✨ありがとうm(__)mほんとに助かった💦💦 また兄ちゃん達誘って遊びに行くよ👍】 速攻で返ってきたメールに思わず吹き出した。 かなり待っていたんだろうな…。 会えるのが楽しみだなぁ。 そしたら早速、翌日に遊びに来てくれた。
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