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「そやから、何度もハッキリ言うてんのに、聞いてないんは、そっちなんやって!」 そう言うと、両手で私の頬をキュッと挟んだ。 「今から言うから、今度はちゃんと聞けや? メールでやけど、笑美ちゃんがオレが言えんかった事、言うてくれて嬉しかった オレも笑美ちゃん、好きや、めちゃめちゃ好きや… …わかったか?」 最後の一言は、物凄く恥ずかしそうだった。 私が頬を挟まれたまま頷くと、更に頬を圧迫してきた。 「ここまでせなわからんのか?アホ」 そう言うと少し笑って、そのまま軽くチュッとキスをして、やっと頬から手を離してくれた。 「う゛わぁ」 突然の事に驚いて声をあげると、「何やねん?その可愛げのない声は!?」と笑われた。 でも、すぐ真面目な顔に戻ってこう言った。 「嬉しかったけどな…一緒に来るんは、やめた方がいいと思う さっきは、舞い上がってて、一緒に来てくれるんやろ?なんて言うたけどな…」
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