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そして、立つ事すら困難になった彼女は、近くにあったテーブルを頼りに立ち上がり、首を、紐の輪の中に通した。──1週間後、彼女の隣人から異臭がするとの報告があり、管理人が彼女の部屋を訪れた。呼び掛けるも返答なし。合鍵を使い、彼女の部屋に入ると……。そこには、変わり果てた彼女の姿と、凄まじい異臭が漂ってきた。部屋の中には、吐瀉物と、それに集ったハエや、腐敗した彼女の体に集った虫などがいたらしい。夏場だったため、腐敗も早かったらしい。管理人はすぐに警察を呼んだ。警察は自殺とみて間違いないと言った。警察が見た彼女の死顔は、口元に笑みをたたえていたという。それからだ。その部屋を借りる度に借りた人々が次々と不可解な現象に悩まされ始めたのは。それからこの物件は曰く付きと言われる様になったらしい。」
「2ページに渡る説明ありがとうございました。」
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