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……。寝返りうって、枕に顔を埋める。やはりこれも湿気っぽかった。無駄な時間の消費しているな、と無性に感じる。
「いかんいかん!」
このままベッドで寝転がったままで、貴重で自由な午後を終わらせるのは駄目だ。せめて何か、何かしなければ!
なんて心意気とは真逆な俺の身体。
油の切れたロボットみたく緩慢な動きで、ベッドを這って床に降りる。学生らしく勉学に励もうではないか、とかね。
で、部屋に帰った瞬間に放り捨てた鞄へ手を伸ばしかけて――思い出した。
「勉強用具学校に置きっぱだった……」
持ち上げていた頭が床に落ちた。まだ片足はベッドの上に存在している。再帰還したくなる俺の軟弱な心意気。
なにか打開策は無いかと頭を持ち上げてみた時、とある物が俺の目に入った。
それは、勉強机に堂々と置かれた一台のパーソナルコンピューター。
ちなみに新品、インテル入ってる。
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