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やっと、落ち着いて、上がっていいぞって言われた。
私が、鞄を持って戻ってくると、俊はすでにいなかった。
お疲れ様ですって、扉を開ける。
すると、右方向に俊がいて、手を振っていた。
そんな些細な仕草が、キュンってさせる。
『ごめんね、俊。』
『いいよ。尚美、目、見開き過ぎだよ。笑いそうになったよ。』
『だって…。』
『たくっ、バレたくないんだろっ。尚美は、嘘つけない派?』
『うっ、うん。苦手かも…。』
そういう所、可愛いなって言う。
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