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すると、腕を腰に回され、体が密着しつつ、真っ直ぐ歩き出した。 俊には、かなわないなって思った。 嬉しくない女子なんていないでしょって、突っ込みたくなるほどで……。 そんな事を思っていると、いつも違う道を曲がる。 あれ?って思いつつも、身を任せていた。 『着いたよ。』 『えっ?駐車場?』 『うん。車を買ったんだ。あれっ。』 『え~、すごいじゃん。』 『初ドライブしよ。』 嬉しいって、いつも以上にはしゃぐ私に、グイって腕を引っ張って、おでこに軽くキスをしてくれた。 『そんなに喜んでくれるの、可愛すぎっ。』
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