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私は、おいしい食事にも、波の音にも、ワインにも、 そして…… さりげない優しさと、グイって引っ張ってくれる彼氏にも、 満たされて、幸せなの。 『尚美、大丈夫か?』 海辺に2人で座っていたけど、だんだんと私は、俊に寄り掛かって寝てしまいそうだった。 『はちゅドライブも出来たしぃ、海も見れて、ちわあせだよっ。』 『ぷっ、酔っぱらってる。』 『ちゅてきな彼氏もいて……。』 『…………。』 『尚美?……寝てる?ふっ、その続きが聞きたかったのにな。 ……残念。』 そっと、唇にキスをしてくれたような…。  
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