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『いいなぁ、若いって。』
『えっ?何を急に……。』
『俺だって、若い頃はモテたんだぞ。まぁ、今は嫁さん一筋だけどな…。』
『マスターの愛妻家は、評判だもんな。』
いつの間にか、カウンターで飲んでた常連さんが話に加わってる。
美人ですよね、なんて紀子さんの話をしてる。
確かに、叔父の妻である紀子さんは、古風な感じで、着物が似合いそうな美人である。
まあ、叔父の事だから、私をからかおうとしてたはずだから、話がそれて良かった。
私は、盛り上がってる2人を余所に、砂糖の補充に取りかかった。
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