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店員さんに、では、失礼致しますって、試着室の扉を閉められた。
私は、渡されたワンピースを見ながら、放心しつつ、可愛いって思う自分がいた。
外から、尚美、まだ?って言う俊の声が聞こえた。
ガチャ。扉を開けると…。
『うわぁ、やっぱり似合うって思ったよ。』
俊は、そう言って、店員さんとも、その喜びを分かち合っていた。
私は、何て言っていいか分からず、こんな上品なワンピースを着てこなかったので、恥ずかしくて…。
頬を赤くして、立ち尽くしてる私に。
近寄って来て、耳元で、大丈夫だよ、すごく可愛いって、囁いてくれた。
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