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残ったご子息6人を見回し、旦那様はようやく口を開く。
「おはよう、皆。朝餉にしよう」
旦那様のお言葉に合わせて、メイドが各人の後ろに着く。
「頂きます」
挨拶だけは徹底している高迫家の風習通り、皆様きちんとご挨拶なさる。
後ろに着いたメイドの給仕を受けながらお食事なさる皆様を後に、私はここで一旦退室する。
お食事が終わり次第、私の仕事は再開する。
その為、この時間に急いで食べる必要があるからだ。
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