ヤンデレ×貴腐人=カオス

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「今日ね、体育があるの!」 可愛いらしく頬を膨らましおっしゃる実澄様の隣を歩きながら、私はこれから降って来るだろう爆弾発言に微笑みつつ備える。 「体育がお嫌なのですか?」 違うと知りつつも機嫌を取る為そう尋ねるのも、執事の仕事。 実澄様はいつも通りに可愛いらしい笑みを振り撒き、小悪魔っぷりを発揮する。 「だって、馬鹿が僕の脚を見詰めてるんだもん。勿論、後から調教するけどね?」 初めて見た人は驚愕するだろう、顔と発言の食い違い。 ですが、この程度で驚いている様では高迫家の執事は勤まりません。 私も慣れました。
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