生徒な彼と、俺

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生徒な彼と、俺

鏡の前で、 未だに慣れない ネクタイを結びつつ 溜息をつく 俺は、上條 煉 今年で 24になる 身長は ある方なのに 肩幅もなく、割りと華奢で 甘さの残る顔立ちのせいか 若く見られがちなのである 「あー、何か 男らしさに欠けるんだよな」 ふと、時計を見る 煉 「うわ !やべっ ! 遅刻すんじゃねえか !」 今日は 、桜耀学園へ 新任の教師として 初出勤の日 もう一度 鏡を見た 煉は 自分のスーツ姿に 合格 !と、頷き 足早に 家を出た
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