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「痛っ!」
「やったぞ!四魂の玉を手に入れたー!」
妖怪はそう叫ぶと私から出てきた玉を自分の体に仕込んだ。
何?!何なのよ…
さっきまでじいちゃんやママと一緒だったのに、突然の理解出来ない出来事に私の頭は麻痺しかけていた。
「その四魂の玉、俺によこせ!」
私が呆然と立ち尽くしていると、頭上に黒い人のシルエットが見えた。
そして目で追う暇もなく、気が付くと百足の妖怪は地面に倒れ込んでいた。
「お前みたいな雑魚妖怪がこんなもん持ってたって意味ねーんだよ、バーカ。」
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