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現れたのは、人間のようだけどどこか違う
獣の毛皮を身にまとった若い男だった。
私は尚も硬直し、怯えていた。
「おい女、お前何で四魂の玉を持ってたんだ?」
「し、知らない。」
正義の見方か悪者かも分からないそいつの質問に、私は首を横に振りながら答えた。
「まぁいいや。とにかく、この四魂の玉は俺が頂いていくぜ。」
「ち、ちょっと!四魂の玉って何なの?っていうかここはどこ?!」
怯えている場合ではない。
とにかく、ここがどこなのかさっきの妖怪は何なのか聞き出さなきゃ…。
しっかりしろ!私!
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