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AM8:50。1年3組。
朝のSHRが始まり、まず出席番号順に自己紹介をやって、いまはいよいよ我等の担任の自己紹介をする事になった。
教卓の前に立つ担任は、長身で綺麗な黒髪に切れ長の瞳。
20代後半くらいの若い先生。
(俺の予想だけど)
立ち振舞いも上品で、大人の色気が溢れてる。
「今日から一年間、お前達の担任をする事になった月島(ツキシマ)だ。よろしく。」
黒板に“月島令汰”とチョークで名前を書き、簡潔に自己紹介を述べた担任。
“ツキシマレイタ” か...
先生の雰囲気にあった名前だな。
何となくそう思う―
そんな担任を見た1年3組の連中は・・・
「きゃあああ。かっこいいよ、先生///」
「マジ俺のタイプなんだけどー♪」
「先生の髪ちょー綺麗。触りてェ…」
「あの瞳で見つめられるだけで..俺///」
「先生の事“つっきー”って呼んでいいですか?いいですよね?
勝手に呼んじゃいますよ!?“つっきーは俺の嫁”🎶」
「ちげーし!俺の(ry」
……。
“俺の嫁”発言はダメだろ!
しかも先生って……男だぞ?
こいつら頭大丈夫かι
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