新入生歓迎会。

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「ん?俺だってお前みたいな“終始顰めっ面”の奴は、嫌いだ。 反抗するのは…お前等が気に入らないからだ。」 “終始顰めっ面” その言葉を聞いた誉達は、 確かにそうだな と 心の中で云った。 口に出して云えば、制裁が下されそう‥…だから。 能面みたいな顔しやがって、ウザイんだよ! 気に入らねぇ。 気に入らねぇ。 気に入らねぇ。 頭の中がその言葉で埋め尽くされる。 あぁ……コイツヤっちゃってもいいよね、兄貴? いいよね、兄貴。 兄貴を怖がらせる奴は、俺の敵。 敵。敵。敵。 そう思えば俺の感情は高ぶり、自然と親指を下に向けていた。 「その態度は……宣戦布告と判断していいんだな。いいだろう、受けて立つ。」 なんか‥…段々状況が悪化しているような。 大丈夫かι コイツは一回しめないといけないな。 ‥…もう二度と反抗しないように。 制服の袖にいつも常備している(隠し持っている)トンファーを出し、奴に攻撃を開始した。 それを見て、誉達は驚愕の声を漏らす。 「どんな所に武器隠し持ってるんだよ、アイツ!!」 「ヤベーなι」 「どうしよう…安君…大丈夫…かなぁ。」 「‥…朔斗が勝つに決まってるだろ。」 誉達の会話を聞いていた皆瀬が、そう云って不機嫌そうにジト目で云い返す。 凄…っ 目力鋭すぎ・・・ あまりの皆瀬の迫力に俺は一歩後ずさる。 「今までアイツが負けた事など……ないのだから。」 ボソッと小さな声で呟いた――― .
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