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私は小学・中学とイジメに遭っていた。 今まで友達だった子が、次の日には手のひらを返したように。 私をイジメる。 楽しく笑って私を見ていた目は、冷たい視線に変わる。 先生達も助けてくれず、ただひたすら耐え、高校では変わるって決意した。 その甲斐あってイジメには遭わず、友達と楽しく毎日を過ごせた。 だけどイジメの対象の者が現れる―。 初めは小さい火種がやがて大きく燃え上がり、それは私にもやってくる。 そう―。私もその子に火を付けなければ、対象になってしまうのだ。 イジメを知っている私は拒否った。 そして見事に次の日から友達は、友達ではなくなった。
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