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ノリノリでバイクに乗る俺。人通りが少ない道を選びながら山道に入ったとき、突如目に映る白と黒のツートンカラー。
ヤクザ屋さんなんかよりふてぶてしい桜の大門。
屋根の上に乗っているクルクル灯。
「やばっ!」っと思ったときにはもう遅かった。
回りだす真っ赤なランプ。
近所迷惑も考えずに鳴り出すサイレン。
初めてのことに脇汗がとまらない俺。
必死にUターンしアクセル全開!
しかし、田舎な俺の故郷。山道に入ると曲がる道が無いんです。
当時の俺には、税金を馬鹿みたいに使って作ったパンダカラーの車から逃れる術は皆無でした。
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