先輩と後輩

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穏やかな夕暮れ。 ほとんど誰もいない中庭は輝にとって最高の就寝タイム。 もっぱら昼休みも中庭でぐっすり寝てはいるけど。 時折吹いてくる風が心地よい。 「てるてるっ!」 「…。」 一度呼んでも起きないのは分かっているので浪木優真(ナミキユウマ)はふわふわの黒髪をなびかせて、ててて…と少し小走りで輝に近づく。
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