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「起きて~、てるてる!」
輝の肩をユサユサ揺らしても起きないから耳元にコソッと喋りかけた。
「…"猫"が来るよ??」
ぱち。
ムクッと起き上がり怪訝そうに優真を見る。
寝ている輝に一番効くのはコレ。誰が輝を呼んでも起きないけれど"猫"のこととなると話は別だ。
「…優真、俺、図書館行く。」
安眠を妨げるその人物は、輝の大嫌いな敵。
そのまま優真を置き、スタスタと歩き出す。
「ちょっ!待ってってば!まだ話終わって」
「輝せんぱーーいっっ!!!」
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