2、いつか見た空を思い出す。

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「隣に引っ越してきた、桜井です。」 「あらー!私も桜井よ!!その子は?」 私は恥ずかしくてずっとママの足に隠れてたっけ。 「さ…くらい、みき…です」 幼稚園の入園前、私が引っ越してきた家には隣に同い年の男の子が住んでいた。 「ぼくは…さくらい…さくらいいつき!!」 いつき……くん 恥ずかしがり屋の私は泣いちゃったな。 でも男の子ないつきくんは私のこと、『どうしたの?どっかいたいの?』って慰めてくれたな。 それで私は毎日のようにいつきくんと遊んだ。
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