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ギンロウも壁の時計を見て驚いて眉間に皺を寄せた
徐々に早く目覚める事にギンロウ自身も戸惑ってる
『変だよな…』
『うん』
ギンロウが自分の手のひらを見つめていた
『このままだと昼間も俺になったりして?(笑)』
『まさか!(笑)』
それは無いだろ
考えられない
ギンロウはアヤカシ
日のある朝にはチカラを失うのだ
今は日暮れも早い
坂口先輩も情緒不安定だし眠りが深い…だからギンロウの目覚めも早いだけ
僕は大学で持ち歩いてる鞄からもう一冊のスケッチブックを取り出した
『また描くのかよぉ』
『いいだろ?本部行くのにまだ時間あるし』
文句を言うギンロウをソファに無理矢理座らせる
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