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『先輩…坂口先輩…』
ただでさえ
精神的に弱っている坂口先輩を想うと涙が後から後から溢れた
昼間に意思を無くすなんて…ひたすら眠り続けて居た坂口先輩
きっと坂口先輩の意思は心の奥の殻に閉じ籠り現実逃避を始めてるのだ
このままだと永遠に閉じ籠ってしまう
そして それは自殺行為に近い
『ギンロウ…坂口先輩を助けなきゃ…先輩が死んじゃうかもしれない』
『ミツキ…』
坂口先輩の姿であるギンロウの腕にしがみつき泣いた
助けるって
僕が守るって決めたのに
どうする事も出来ない もどかしさ…
坂口先輩の孤独な闇が深い事を思い知らされる
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