夢見月

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古い旧校舎の軋む床   興奮し荒くなる呼吸   背を壁に寄りかかりながら 坂口先輩の愛撫を受ける   はだけた服の隙間から じっくりと骨格に沿って這っていく唇と舌   味わうように肌を吸われながら服の中に入れられた手が背中から脇腹を何度も往復するように撫でられ   下着の中が濡れていくのが分かるほどジンジンと疼く   『ぁ…はぁ…んんっ』   恥ずかしいほど感じて思わず漏れる声を堪える   カチャカチャとズボンのベルトが緩められドキドキと鼓動が早まる   緩めらたズボンに坂口先輩の手の体温が直に滑り込んでくると僕は先輩の胸に顔を埋めた   『んんっ…!』   触れて思った以上に自身が濡れてしまっていた   『蒼井…』   耳元で吐息と共に名前を囁かれ よりジワリと蜜を滴るのが分かった   包み込む様に握られた僕のモノは もう今にも吐き出しそうなほどで   でも やんわりと触れられる事でイキそうでイケない絶妙な力加減で僕は震えるほどの快感を覚えた  
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