夢見月

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  『はぁ…ぁあ…先輩』   坂口先輩とは ずいぶん久しぶりの行為だというのに   互いの身体は熱やカタチ…そして角度や動きをちゃんと覚えてて…しっくりと馴染む   浅く深く…柔軟な動きで僕の内壁は擦られ溶かされていく   単純な摩擦だけじゃなく坂口先輩は自らの快感よりも僕を優先させる余裕がある   快楽を与え 僕の反応を見て悦ぶ様にあらゆる愛撫を知っていた   内腿を撫でられ   脇腹をなぞられ   首筋を吸われる   性感帯のピンポイントを坂口先輩は知り尽くしてて堪らなく乱れてく身体を止められない   『あっ…っん…あっ!』   欲しい時に欲しい所に来てくれる   頭の中を覗かれてるかのような絶妙な愛撫   『蒼井…素敵だよ…凄く綺麗だ…愛してる…ずっと一緒に居ようね』   優しい囁きは照れるくらい甘くて…でも嬉しくて   頭も身体も痺れる様な快楽の中で僕はこのまま時間が止まればいいのにって思ったんだ      
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