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『……はい』
坂口先輩の家の関係者だろうか?
『坂口様がお待ちです どうぞ一緒にいらして下さい』
中年の男は傍に止めておいた車へと僕を導いた
後部座席側のドアが開けられ乗り込むと 車の運転席には既に同じく黒いスーツ姿の男が乗っていた
……何か変だ
『!!』
これは妖気!!
コイツら人間じゃない!!
思った瞬間だった僕に声を掛けてきた中年男が後部座席に乗り込んできて襲ってきた
『お前ら!!………っ…』
抵抗しようと抗う僕に何かの 御札が胸元に貼られ全身の力が抜けてく
なに…これ…
意識が遠のいていく…
中年男がニヤニヤと笑う顔が薄れてく中
僕が抵抗した時に脱げた中年男の額に二本の角が見えた
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