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『………ん…』
目を覚ますと酷く身体が重く床の冷たさは身体の芯まで冷えさせていた
石畳…?
ぼんやりとした意識の中で僕はアヤカシに襲われた事を思い出した
『!』
起き上がると両手首と足首に何かの動物の毛の様な物で編んだ縄で縛られている
しかも僕の周りを囲むかの様に円が石畳に書かれ 御札がズラリと円に沿って貼り付けられていた
まじない…
これは鬼族の呪い(まじない)だ
鉄格子が嵌められた暗い牢屋の様な部屋
蝋燭数本の灯り
僕は鬼族の奴らに騙され拉致られたらしい
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