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要するに坂口先輩…ギンロウは人質
僕の答え一つで事は決まる
『用件を聞きましょう 出来る限りの要望に答えるつもりです』
僕は雷鬼に敬意を払うように膝まづいた
『ほぅ流石ツキヨミ統主…今までにない奇特な統主と聞いておったが なかなか腹が座っておる』
雷鬼は気分を良くしたらしくニヤニヤと笑う
僕たちの話に坂口先輩は訳が分からないと言ったように僕を呆然とみていた
『坂口先輩 もうしばらく我慢してて下さい 後でちゃんと説明しますから…』
坂口先輩を見つめ僕は安心して貰えるように力強く言った
『では用件を言う 我にツキヨミの烙印の儀を行うのだ この半妖怪ギンロウと同じ様に』
烙印を!?
何故…?
烙印はアヤカシでありながらツキヨミ統主の下僕となる証
誇り高きアヤカシほど ツキヨミに…人間に従うなど意味嫌う筈なのに
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