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『烙印を印すには 僕との信頼関係が必要不可欠になります こんな状況を作り出して…信頼関係を築くのは容易くないのでは?』
何か裏がある…
雷鬼は 部下を下がらせる
部下は坂口先輩を引き連れていく
『蒼井っ』
『坂口先輩待ってて下さい!必ず助けますからっ』
僕は連れ出されていく坂口先輩に叫んだ
雷鬼はそんな僕を見下ろしながら格子を潜って近付いてきた
『孤高のギンロウを筆頭に…カラス族…黒龍……そして あの狐族までも今やツキヨミの手中にいると言うが…』
雷鬼は膝まづいた僕に視線を合わせるように しゃがみこむ
近付くと圧倒されそうになるほどの体躯
青い皮膚…血管を浮き上がらせるほどの筋肉が隆起している
そして…獣の匂いが鼻につく
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