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『何事だ!…っうわぁぁ!!……』
異変に気付いた部下がまた一人 光に触れたとたん塵となる
『光に近付くなっ皆逃げろっ!!』
僕が叫んだとたん また光が巨大化
一人…また一人と消えてしまう
罪もないアヤカシが僕のせいで消えてく…
『止めろ……ヤメてくれーっ!!』
石を投げ捨て叫んだ
だがチカラは弱まるどころか どんどん膨らみ続けるだけ
限界がないかの様にここに居る全てのアヤカシを飲み込もうとする
『何だ…この光は…!!』
雷鬼の声…
『雷鬼逃げろっ光から逃げろっ!!』
僕は声のする方角に叫ぶ
これ以上 被害を増やさないように僕は瞬間移動を決断した
なるべくアヤカシの居ない方角に…気配を探るために集中する
見知らぬ不確かな場所の特定に時間がかかり
その間にも光は徐々に拡がりを見せていた
焦る気持ちが集中力の邪魔をしてしまう
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