1358人が本棚に入れています
本棚に追加
雷鬼とギンロウは暫く睨み合う
僕は一触即発の二人の妖気にハラハラとした
雷鬼はギンロウの襟首をから手を乱暴に離すと僕の足元に片足をついて膝まづく
『統主!数々の非礼を改めて詫びる』
『雷鬼!止めろよ!もういいから頭を上げろ』
雷鬼が膝まづくのをみた部下たちもまた一人…また一人と僕の元に集まり平伏す
『我ら青鬼族はツキヨミ統主に生涯忠誠を誓う 烙印がなくとも我らが必要な時はいつで力になる』
『雷鬼…ありがとう助かるよ』
鬼族の権力は大きい
何よりも彼らの縄張りは各地に点々と所在があり
それらを取り仕切る力があるし情報源となるだろう
どうしてもアヤカシより圧倒的に人数の少ないツキヨミに限界があった範囲を広げる事が出来る
最初のコメントを投稿しよう!