1358人が本棚に入れています
本棚に追加
『待てっ!!』
両手を広げ僕は立ちふさがった
『!!』
突然現れた僕に驚き足を止め僕を睨み付ける
後退り再び逃げ出す道を見回すと丁度空からカラス天狗に捕まって飛んできたカイ
そして駆け付けたギンロウ
三方向から行く手を塞ぐ事に成功した
『もう観念しろ』
僕は 穏やかに話しかけた
怖がらせてはいけない
ちゃんと話し合えばきっとわかりあえる
僕は そう信じてる
『月葉…頼むよ本部に戻ってくれ 君が必要なんだ月葉が居ないと…』
五年の歳月は
幼い少女から綺麗な美少女と変わった月葉
ツキヨミの巫女として
彼女は僕よりも遥かに頭が良く勤勉だった
膨大な知識と冷静な判断能力 そして月葉の治癒能力のチカラは誰よりも優れていた
最初のコメントを投稿しよう!