1358人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし
そのサプライズパーティーは本番直後…勘のいい月葉にバレてしまう
月葉は思った以上に怒りを露にしてツキヨミ本部を飛び出してしまった
確かに少々浮かれすぎていたのかもしれない
日々 淡々と職務を遂行していたツキヨミが初めて催すパーティーともあり皆この日を楽しみにしていた
『月葉…統主の僕が企画を許したんだ 皆に非はない』
僕は月葉の小さな肩に手を置いた
何て華奢な肩…
『皆 君が大好きなんだ 君を心から祝ってあげたいって思ったんだよ』
『………』
月葉は顔を伏せる
もしかして…
月葉は怒っている訳じゃないんじゃないか?
ただ突然の出来事に
自分を祝ってくれようとした事に驚き 戸惑ってるんじゃないか?
どう反応すればいいのか分からなくて…逃げ出した?
不器用な月葉は素直によろこべなかったのかもしれない…
最初のコメントを投稿しよう!