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『あれギンロウは?何だよ…サボりかよ』
カイの言葉でギンロウの姿がない事に気づく
応接間には
何処から聞き付けたのかアヤカシ達から月葉への貢ぎ物(プレゼント)が次々に運ばれきた
祠の修復などは月葉担当だからな…月葉は今やツキヨミのアイドルだ
アイドルにしては無愛想だけど…出来た行列の整備や並んでるアヤカシ同士がケンカしない様に警備に僕たちは立ち合っていた
『悪いカイ…後は頼んでいいか?』
『いいっすよ アヤカシ達 思った以上に礼儀守ってますし大丈夫でしょ』
僕は意識を集中して目を閉じギンロウの気配を探る
烙印がある以上 僕から離れそう遠くへ行く事は出来ない
『………』
いた
僕はギンロウの位置を知ると ゆっくりと目を開いた
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