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ギンロウは大きく深呼吸するように僕の香りを吸い込む
ひとしきり堪能するように僕のうなじや首筋に鼻を擦り付ける
そこから耳裏に鼻の息遣いが移る頃には僕は甘い月下美人の香りに酔うように痺れる様な疼きを感じていた
『ミツキ…愛してる』
低い声が更に僕の耳を擽る
『ギンロ…』
僕は甘える様に背後のギンロウの胸に寄りかかり顔を上げる
見上げたギンロウは月を背景にしてとても綺麗で…
『ミツキ』
覆い被さる様にギンロウの唇が僕を覆う
もっと見ていたかったが
唇が重なると自然と目が閉じてしまう
時折キスする時にギンロウの視線を感じる だから僕は恥ずかしくて絶対キスの最中目を開かない
『ん…んっ…』
長い舌が熱い唾液が口内いっぱいに広がり舌を根元から絡められ吸われる
全ての唾液を吸われるかと思うくらい激しく…けれど唾液は後から後から溢れるんだ
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