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オレは勝手に甲斐甲斐しく看病するカラス天狗を単に病院の便利な看護師と無理矢理考える様にして過ごした
アヤカシに仮を作った気がして嫌なのだが治らないともっと嫌なので仕方ない
それにカラス天狗の薬は思った以上に効果がある
飯も旨いし…
度々出してくれるお茶も高級茶以上にオレの舌を唸らせる
『色々な茶葉をブレンドするのが趣味なんです』
何の茶なのか聞くとカラス天狗は照れ臭そうに答えた
アヤカシにも趣味があるのか…
時折交わす会話は穏やかでオレは こんなに穏やかな時間を過ごすのは久しぶりだと思った
昼間はモデル業をこなし
夜はツキヨミの仕事
疲れなど気にした事などなかったのに
ゆっくりと流れる この時間が凄くリラックスさせた
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