カイの憂鬱Ⅱ

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『ないな…風に飛ばされたのか?』   辺りを汲まなく探したがそれらしい紙は見つからない   今夜はさほど風もきつくないが 飛ばされた可能性は高い   いや…待てよ   『あの紙を見ていて…』   撃たれた   大切な紙   大ガラスは離さなかったんじゃないか?   そんな大切な紙なら…命懸けで守るはず   じゃあ木の枝に何度も引っ掛かりながら破れ落ちたのはオレ達が見つけた方の紙   残りは大ガラスが握りしめたまま?   『ケイ!分かったぞ!行こう!』   『え?なに?何処行くんだよっ!』   オレは飛びながらケイに事情を離す   気付かなかった   大ガラスはあの時 握りしめた紙の事をオレに伝えようとしたんだ   オレ達はカラス族の住処に向かう  
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