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オレの情報屋としての仕事は生半可なものじゃなかった
アヤカシとの信頼関係が全くないといった状況の中
接見すらしてくれないアヤカシ
覚悟はしていたさ
オレは名の有るアヤカシに重点を起き今の統主の意向を伝え協力を得るように努力した
そんな中…統主の名はアヤカシ達の中でデカくなりつつあった
カラス族 狐族 黒龍…そして鬼族
統主は四天王の位置とするアヤカシ達を支配下に納めたのだ
この10年足らずの年月で…
弱々しかった統主としての威厳は確実なものとなり
オレの元に情報が入るようになってきたのも その頃になる
結果的には統主のお陰でオレは情報屋として
それなりの地位を築き始めた頃
オレはカラス天狗の裏切りを知る事になるんだ
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