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確かに情報屋として成り上がるのに思った以上に年月を費やしてしまった
忙しい中でカラス天狗と会える時間を犠牲にしていた
それでも週1は必ずカラス天狗の顔を見に行き
キスを交わし
甘ったるいオレらしくもない言葉を紡いだつもりだった
なのに
ようやくカラス天狗の時間がこれから作れるのだと喜んでる矢先の事だった
『ご主人様は奥方との寝屋に行く前の準備中でございます』
神聖な儀式の為に今晩は会えないと言うカラス天狗の部下
『お…奥方?』
オレは我が耳を疑った
カラス天狗はオレの知らぬ間に結婚したというのか!?
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