カイの憂鬱Ⅲ

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もう…堪らなかった   愛しい気持ちが怒涛の様に流れてくる   オレはカラス天狗の身体を抱き抱える   『か…カイさんっ下ろして下さいっ』   暴れるカラス天狗   『ヤだね…あんな事言われて離すわけねぇだろ』   足早にカラス天狗の部屋に入る   カラス天狗をそのまま畳の上に押し倒した   『ちょうどいい…お前…発情期なんだろ?…オレが相手してやるよ……繁殖行為だけじゃない…身体を繋げるのは それだけの行為じゃない事を教えてやる』   オレはカラス天狗を見下ろしながら言った   カラス天狗はオレを凝視していた   『オレがお前をどんなに想ってるか……お前を愛してるか……全身で教えてやる』   オレは身を屈めてカラス天狗の唇に自分の唇を重ねた    
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