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『や…やめ…て下さ…い』
唇が触れたとたん顔を横にし逃げるカラス天狗
手の甲でキスを拒む様に唇を隠す
その手をオレは取る
『冷たいな…手も身体も冷えきってるじゃねぇか…オレが暖めてやる』
カラス天狗の手のひらをオレの頬に当て温もりを分け与える
『カイ…さん…お願いです…イヤです』
やめて…嫌だと言いながら本気の抵抗はしない
煽られてるしか思えない
唇のキスが嫌なら
オレは顔を反らし露になった首筋に唇を押し付けた
ピクリと反応するカラス天狗の身体
…発情期とならば身体は敏感に反応する
唇を噛みしめ その反応に耐えるカラス天狗
『オレのキスの味…忘れてないだろ?…本当に欲しくないのか?』
唾液を首筋に塗りつける様に舌を這わせる
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