カイの憂鬱Ⅲ

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『ぁ…あぁ…カイのが……ワタクシの中に……染み込んで……っ!!』   染み込む? オレの精液か?   オレに全身でしがみつきカラス天狗は身体を震わせ達した   『ぁ……ぁ…ん…』   グッタリとするカラス天狗   そうか…オレが中で出した精液はカラス天狗の内部で体内吸収されたんだ   繋がなかった場所はそういう機能を持っている   よく考えれば分かる事   アヤカシはツキヨミの香り…体液を好物とする   口から摂取するより遥かに効いたであろうオレの体液…カラス天狗を達してしまうほど甘美な快感だったのだ   『良かったか?』   思いの外…カラス天狗の生態がこうとなした結果にオレは大満足だった   足までオレの腰に巻き付ける様にして余韻に浸るカラス天狗をいつまでも オレは抱き締め髪を撫で続けていた  
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