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夕陽が海を真っ赤に染める
入り江に降りると
オレは岩場に腰を下ろした
大きく溜め息をつく
この綺麗な景色をカラス天狗に見せてやりたい
そういえばカラス天狗とは そういう一時を過ごした事ないな
いつもカラス天狗の部屋に入り浸りお茶を飲む
じじ臭い
思わず苦笑した
たまには…二人で何処か出掛けるのもいいかもしれない
カラス天狗とデートか
考えもつかなかったな
ただ傍に居るだけで良かった
それだけで幸せだったんだ
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