カイの憂鬱Ⅳ

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『そろそろ支部に皆が集まってくる頃だな』   数人のツキヨミの気配がこちらに向かってくるのを感じ取る   『はい!皆いい奴ばかりですよっ』   いい奴か…シュウに言わせると皆いい奴になりそうだな   ご機嫌なシュウは足取り軽く校舎に向かう   すっかり暗くなった空をオレはもう一度仰いだ   星の数が半端ない   夜空を埋め尽くす様な散りばめられた星たち   その一つ一つの星の輝きは何億年をも前の輝きなのだ   その中には今はもう存在しない星が幾つもある   その計り知れない時間を思うとオレは切なくなる   オレも輝きを残せるだろうか   肉体を失ってもなお 残せる何かを持つ事が出来るだろうか  
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