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『そろそろ支部に皆が集まってくる頃だな』
数人のツキヨミの気配がこちらに向かってくるのを感じ取る
『はい!皆いい奴ばかりですよっ』
いい奴か…シュウに言わせると皆いい奴になりそうだな
ご機嫌なシュウは足取り軽く校舎に向かう
すっかり暗くなった空をオレはもう一度仰いだ
星の数が半端ない
夜空を埋め尽くす様な散りばめられた星たち
その一つ一つの星の輝きは何億年をも前の輝きなのだ
その中には今はもう存在しない星が幾つもある
その計り知れない時間を思うとオレは切なくなる
オレも輝きを残せるだろうか
肉体を失ってもなお
残せる何かを持つ事が出来るだろうか
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