カイの憂鬱Ⅳ

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『………』   竹林前でオレは一度立ち尽くす   前より結界が強力になってやがる   張り巡らされた結界はヘビ族のオレに対する嫌がらせ   オレのチカラを試してるのだ   『相変わらず厭らしい手を使う奴だ…』   オレは目を閉じ結界に向かって手をかざす   結界の質…流れを読む   そこに調和するようにオレはチカラを集中させた   スゥーと身体が吸い込まれる様にして結界を通り抜けた   『チョロいな』   どれだけ強い結界でもヘビ族の腹黒い性質は嫌ってほど分かっていた   オレは竹林の中心部へと向かった  
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